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ジャンゴ没後50年〜ジャンゴに思いを寄せて〜

ジャンゴ没後50年(2003年)、ジャンゴを聴いて思ったこととか、好きな曲とか、メッセージなど、皆さまからお寄せいただいた文を紹介します。

ジャンゴの音楽は永遠に不滅です

100年後、200年後も聴き続けられているギタリストがいるとすればそれはジャンゴじゃなかろうか。
ジャンゴの音楽はいつまでたっても色あせない。
それどころかますます輝きを増しているかのようだ。

ジャンゴのギターは一つ一つの音が心に響く。
自分で弾いてみたくてコピーしてみた。
それは30年近く前のことだ。
真似して弾くことは不可能に思え、仕事や遊びやらいろいろあっていつのまにかギターを弾かなくなっていた。

今年(2003年)の4月に昔の友人とギターで遊んだのをきっかけに屋根裏からギターを出してきた。
ジャンゴラインハルト研究会を知り、参加した。

8月30日に井の頭公園JAMがあり聞きにいった。itoさん、テツさん、新井さん、山本さんなどの華麗なソロに魅了され、いつかこのJAMの輪に加わって弾けるようになりたいと思った。

そしてジャンゴのコピーを再開した。
コピーしたものを一日3回必ず弾くことを習慣にすることにした。
毎日の鍛錬により不可能を可能にできる、自分を作り変えられることをある武道の達人に教えてもらっていたからである。

ジャンゴのフレーズをまねるのは本当に楽しい。
一つのフレーズができるようになるのがとても嬉しい。一つの曲が宝の山だ。

12月末、マイナースイングを原曲のスピードに合わせて弾いてみたら結構ついていけるようになっていた。半年前は手も足もでなかったのだが。

私は今、50歳であるが、60歳までにはジャンゴの奏でたメロディを自分で思うままに弾けるようになっているはずである。それを考えると毎日が本当に楽しい。
ジャンゴの音楽は永遠に不滅です。

 zudan

ジャンゴの音楽は未だに生きている
ノスタルジーでもなく、新しくもなく。
演奏していればいつも隣にジャンゴはいる。
そんな想像をさせてくれる偉大なミュージシャン。

 タテイシヒロシ
--
TOWERRECORDING-STUDIO
http://www.towerrecording.com/

Django元年

私は、11月に50歳になりました。自分では自覚はないのですが・・
遂に大台に乗ってしまいました。(ジジイになってしまったなあ。)
考えてみると1953年、Djangoの亡くなった年に生まれているんですよ。
でも私にとって今年がDjango元年なんですよ。
これまでも聴いたことはあるんだけど、バップ以降のJAZZにしか
興味がなかったため、古いスタイルのJAZZだなあっていう程度でした。
そのDjangoを没後50年の年に、それも50歳の年に、
真剣に聞くようになるなんて、ましてそのスタイルのギターまで買って。
偶然でしょうけど、何かめぐり合わせを感じてます。
これから一生をかけてこの音楽をやっていこうと思っています。

 トミナガ

=ジャンゴ50回忌について=

今年は行くで〜〜と息巻いていたにも関わらず、体調を壊してしまい、
レパートリーも増えずじまいで終わっていこうとしています。(悔しい〜〜〜(大泣))
でも例年に比べてジャンゴを聞きまくった年でもありました。
改めてジャンゴのテクニックの凄さ、それより楽曲の良さを実感した1年でした。
TVなんかで耳にする事も多くなったし、だんだんジャンゴも浸透してきたかなって
思います。50回忌に留まらず、これからもジャンゴを演奏し続けたいと思ってます。
100回忌には病気も良くなってるでしょうから、また色々イベントを考えましょう。
(・・・生きてるかな??)

 mi

ジャンゴに思うコト。
それは、ナイーブ故の奔放さ。
ジャズ本来の自由な精神が、常に根底にあるというコト。演奏自体が、ジャンゴそのもの
であるというリアルさ。 こういったトコロです。

 ひらたしんご

ジャンゴとその後継者たちの音楽と出会い、最初はその素晴らしさに感動するだけでした。
しかし、いろいろなきっかけを通じて、たくさんの仲間と出会い、共感することができ、
また、本場の人たちとも演奏する機会もありました。2003年は、本当に充実した年でした。
これから先、ずーと続けていきたいと思います。

 Tooru Komaki
(http://www.geocities.co.jp/MusicHall/3176/)

ジャンゴの音楽の素晴らしさは、その発する音全てに深い意味があるということ。
ドラマチックな展開、そしてたった一度のここぞという場面での感極まる超絶フレーズ。
これをけしてハズさない。これほどのテクを持っていたらテクのオンパレードで聴衆を
魅了することも容易だったはずなのに、音楽的に深い意味を持つ、それでいて素朴な音選び、
一音一音の余韻までもが深い意味を持っている。

没後50年の今年、多くの楽しいこと、そして多くの素晴らしい人との出会いがありました。
そして今年は何かジャンゴに見守られていると強く感じた年でした。

私にセルマーギターを託してくれたWさんが亡くなったのを知ったのは、昨年、
丸ごとセルマー本が出版されこのセルマーが掲載されたということを知らせるべく、
この本を贈った時でした。
Wさんの最初の手紙に書かれていたジャンゴについての文章をここに記したいと思います。

「ジャンゴは他のギタリストとは全く違うと思います。まずブルーノートが全くといって
いいほど出て来ない。それにスピードが速いので、ああいう風に弾くにはかなりの年季が
いると思われます。ジャンゴの演奏は全てがすばらしいのですが、私が思うにマイナーの
曲にこそジャンゴの全てが入っていると思われます。特にマイナースィングはすばらしいと
思います。」(A.W)

 ito

初めてジャンゴを聴いたのは1976年のことです。

当時、私は大学生で、ブルーグラスのバンドでボーカル/ギターを担当していました。

この年、ブルーグラス関連でエポックメーキングなバンドが登場しました。それが、
デビッド・グリスマン・クインテット(以下DGQ)です。DGQのファーストアルバムに
「マイナースイング」がクレジットされており、もともとジャズ志向だった私は、
大のお気に入りの一曲となり、DGQバージョンでバンドのレパートリーにも加えました。

さて、原曲は・・と、見つかったレコード(当時はCDではありません)が、ローマ
セッションです。衝撃でした。フレーズに驚き、音色に感動しました。それからは、
輸入盤専門のレコード店に行く度にジャンゴのレコードを探し、当時リットーミュー
ジック?から出ていた教則本を購入しましたが、コピーしようにも、当時の私の実力
では如何ともし難く、3〜4年で挫折した苦い思い出があります。


ジャンゴの演奏が何で、こんなにも感性豊かに、語りかけてくれるのか、考えたこと
があります。

好きなミュージシャンは、たくさんいますが、特に好きなのは、ウェス・モンゴメリーと
ブッカー・リトルです。何故、好きなのか。ウェスの演奏には、はにかんだような
笑みがあり、エネルギッシュな生命力を感じます。そしてブッカーのトランペットには、
苦悩がにじみ出た儚さを感じます。同じようにジャンゴの演奏にも、どこか寂しげな、
でもそんなことなど気にしない、今この瞬間を大切にしたいという気持ちが常に感じられます。
私の自分勝手な思いなのかもしれませんが・・


ギターを弾き始めてもう40年近くになりますが、ようやく最近、右手に気持ちを
乗せることの大切さが分かってきました。その間、ディメオラの早弾きに凝ったり、
ウェスのオクターブばっかり練習したり、と、今考えると表面的なかっこよさだけを
追い求めていたような気がします。

ジャズでもクラシックでもロックでも、結局音楽の本質は、人の感情表現だろうと思い
ますし、そんな大切なことも知らずに、楽器を弾いていたとは、恥ずかしい限りです。


ギターの上達は亀のようで、人に聴かせるプレーヤーにはなれそうにもありませんが、
音楽は私の財産です。そして、音楽の素晴らしさを教えてくれた、ジャンゴを初めとする
ミュージシャンに感謝の気持ちを持って、音楽を続けていきたいと思います。

 平野(HN 上州)

ジャンゴとの出会いは今から10年ぐらい前に遡ります。
当時私は、チェット・アトキンスやマール・トラビスといったフィンガースタイルの
カントリーギターやロカビリー、ブラインド・何頭といったカントリーブルースの
スタイルをコピーする事に明け暮れていました。他にはエディ・ラングやジョー・
ヴェヌーティ、レス・ポール等を好んで聞いていました。何かの雑誌でチェット・
アトキンスやレス・ポールがジャンゴから影響を受けたという記事を読み、「どんな
もんよ?」と半信半疑でジャンゴのレコードを購入しました。レコードはBRUXELLES48
Vogue(日本盤で発売元は東宝レコード)70年代に発売された物?で1948年に
ジャンゴがアマチュア用のレコーダーで録音した音質の悪いライヴ盤でした。しかも、
エレクトリックギターの演奏でしたが、とても衝撃的で今まで聞いた事のない
雰囲気に圧倒されました。その後数日で当時売っていたジャンゴのCDやLPを
大量に買い込み聞き耽っていました。一番衝撃的だったのがLimehouse Bluseを
聞いた時に、「こんなにキラー(クールでカッコいい)な音楽があったとは!」と
胸を熱くさせられました。聞いているだけで、モチベーションが上がってくるような
立てノリなリズムや指板を縦横無尽に駆けめくるギターソロ、独特なヴォイシングの
コードそして一番心に響いたのが独特に乾いたギターの音色でした。まさに一撃必殺で
キラーなサウンドに、たちまちノックアウトされた事を今でも痛烈に思い出します。
その後それまで聞いていた音楽は、そっちのけでジャンゴばかりを聞くようになりました。
聞き始めた頃はフレディ・テーラーがヴォーカルで参加した曲やジーン・メンゴが
ヴォーカルで参加したSweet Sueといった歌入りの曲がお気に入りでしたが、
今ではギター練習のネタになるような曲ばかり聴いています。1935年録音の曲も
凄く好きです。Clouds UltraFox Avalon SwaneeRiver 等が特に好きです。
ジャンゴの演奏した曲は殆どが素晴らく、好きでは無い曲を探すほうが難しい
ぐらいです。今はジャンゴや、ジャンゴ級に衝撃を受けたオスカー・アレマン、ジプシー
JAZZの伝統を受け継いだフォロアーやジプシーギタリストに夢中になっている今日この頃、
あの日出合った一枚のレコードや、雑誌の記事から私のジャンゴ道が始まりました。
そして、これからも続いて行くでしょう。

 NACCAFERRI